「存在しているだけで、もう使命を果たしている」ニューヨークで28年、IT企業の人事部長が小説を書いた理由


私の使命は何ですか?」と問い続けている方に、少し違う視点をお届けします。

ニューヨーク在住28年、IT企業の人事部長という肩書きを持ちながら、スピリチュアルをリアルな日常に落とし込むコーチとして活動するケイ・斎藤さん(Instagram)。昨秋、念願の小説『魂の約束、未来の記憶 〜クオンタムリープ〜』を出版した彼女が、その執筆体験と「存在する意味」について語ってくれました。

ポッドキャストはこちらからお聞きください。

目次

ライフコーチが「ハウツー本」ではなく小説を書いた理由

ライフコーチが本を出すといえば、「人生を変える7つの習慣」的な自己啓発書を想像する人が多いかもしれません。でも、ケイさんが選んだのは小説でした。

「事業書みたいなものや、自分のバイオグラフィー的な内容にはあまり興味が持てなくて。ずっと小説を書いてみたかったんです」

そのきっかけは、2016年に突然ファンになったバンド・ALFEEの楽曲「メリーアン」

その原曲がドイツ映画をモチーフにしていることを知り、幻想的なイメージが膨らんで止まらなくなったといいます。ワンネス、時間軸、輪廻転生——自分が伝えてきたスピリチュアルな世界観を、物語というかたちで体験してもらいたい。そんな衝動から、物語は動き始めました。

「キャラクターが勝手に動き出す」体験——これがチャネリングだと気づいた

小説を書いたことがある人なら、一度は経験するあの感覚。「あれ?この登場人物、そっちに行っちゃうの?」というやつです。ケイさんも、まさにその体験をしたと話します。

「テーマは決めていたけれど、エンディングは全くわからないまま書き始めて。物語が勝手に降りてくるというか、登場人物が勝手に動き出すんです。ちょっと登場させるつもりだったキャラクターが、物語の核になる人物に育っていったり」

主人公は44歳の中年男性。

書いていると、気づけば彼の目で世界を見ていて、自分で書きながら泣けてきた、と言います。それはもう「書いている」というよりも、「憑依している」感覚に近かったとか。

「小説を出せたことよりも、そのプロセス自体がとっても貴重な体験になった。なんか、こういう感じなんだなって。キャラクターが自分の中でどんどん育っていく感覚」

舞台はドイツのカプートという実在する村。

行ったことがないのに、情景が目に浮かんでしまうから書かずにはいられない——それもまたチャネリングのような体験だったのかもしれません。

10年越しの出版。お父さんに見せたかった、完成版を

実はこの小説、最初の原稿が書き上がったのは約10年前のことです。2017年頃にはほぼ完成していたものの、当時は様々な出版社への挑戦が実らず、そのまま時間が経ってしまいました。

その時期に、お父様が亡くなったといいます。小説を書いていることは伝えていたけれど、完成版は見せられなかった。その後、お父様を主人公にしたフィクションも書き始めたといいます。

「本当に寡黙な、昭和のお父さんで。感情を表に出さない人だったから、家族としては楽でもあり、寂しくもあり。最後まで辛いとか痛いとか一切言わずに旅立ったので——本当はどうだったのかな、って」

10年の時を経て、昨秋ついに自費出版という形で世に出ることになりました。

今では主人公の44歳より、ケイさん自身が10歳年上になってしまった——その事実にも、時間と記憶の重なりを感じます。

スピリチュアルを「ゲーム化」する——ふわっとした概念を現実に落とす方法

「スピリチュアル」と聞くと、どこかふわっとした印象を持つ人もいると思います。でもケイさんのアプローチはちょっと違います。

IT企業の人事部長として日々ビジネスの現場にいながら、2012年からライフコーチも続けてきた。

そのユニークなポジションから生まれたのが、「目に見えない世界を現実に落とし込む」スタイルです。「努力!根性!」ではなく、習慣を「ゲーム化」することで、いつの間にか変化している——そんな体験を届けることを大切にしています。

たとえば現在インスタグラムで展開中の「多次元性ゲーム」

物事をワンディメンションでしか見ていないとき、人はジャッジしたり、不平不満を言いやすくなる。そこで意識的に「違う角度から見たら?」という視点の練習をゲームとして楽しむ、というものです。

「向き合って話していると、私の右手はあなたの左側に見える。全く同じものでも、見る角度によって違って見えるだけ。その練習をゲームでやっています」

宇宙の法則も同じ。自分の都合のいいようにプラスの意味付けをすれば、返ってくるものもプラスになる。だったら、どうせならポジティブに解釈した方がいい——理屈ではなく、遊びながら身体で覚えていく。それがケイさん流です。

「使命を探す必要はない」——この本が問いかけること

『魂の約束、未来の記憶』というタイトルが示すように、この小説のテーマは「存在する意味」です。でもそれは、重たい問いかけではなく、むしろ逆説的なメッセージを持っています。

「私の使命は何ですか?という問いかけ、実は必要ないと思っていて。私たちって、ただ存在しているだけで、もう使命を果たしているんです。気づいていないだけで」

ヒーラーやチャネラーが「土地に呼ばれて行く」のは、その人がその場を歩くことで浄化されるから。私たちもそれと同じで、今いる場所にただ存在しているだけで、何かしらそのエネルギーに影響を与えているはずだ——と。

難しく考えなくていい。

使命を探さなくていい。楽しくしていればいい。そのシンプルな真理を、ワンネス・輪廻転生・時間軸という壮大なテーマを乗せた物語として体験させてくれる、それがこの小説です。

読み終えた後、なぜか「不思議な気持ち」になる理由

読者からの感想として多いのが、「読み終えた後にふわっとした感覚が残る」というもの。それはこの物語が、頭で理解させるのではなく、体感させることを目指しているからかもしれません。

「この話が特別なんじゃなくて、ひょっとしたら自分もその中のどこかにいるかもしれないな、って感じてもらえたら」

輪の中に私たちはいて、どこを切り取っても実は同じかもしれない。ただ違うように見えているだけ——そんな感覚を、小説という体験を通して届けたいというケイさんの想いが込められています。

『魂の約束、未来の記憶 〜クオンタムリープ〜』はAmazon(amazon.co.jpamazon.com)にてご購入いただけます。

スピリチュアルを難しく考えず、物語として「感じたい」方にぜひおすすめしたい一冊です。

ケイさんへのご連絡・情報

ケイさんはインスタグラムでも活発に発信中。

ライフコーチングの無料相談やパブリックスピーキングワークショップ(日本語・英語対応)のご予約はプロフィールリンクから。多次元性ゲームへの参加もインスタグラムよりどうぞ。


このブログはコーチジョイシークレット Bonus Episode #24「魂の約束・未来の記憶・小説を書く体験 with ケイ斎藤さん」をもとに作成しました。

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この記事を書いた人

国内商社のビジネス開発・米国バイオ研究者を経て、47歳でライフコーチへ。科学的根拠と内面探究を組み合わせた、異色のコーチとして、40代・50代の変容に関わる。ポジティブ心理学・成人発達理論をベースにしたライフコーチ。アイオワの田舎で夫と息子の三人暮らし。

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