コーチングは「深い対話をする口実」——CAM Japanディレクター・浅井元規さんが語る、コーチングスクールが本当に目指していること

「コーチングが怪しいと思ってましたか?正常です。ぜひ怪しんでください、その上で見極めてください」

コーチングスクール「CAM JAPAN」のディレクターがこう言い切るのを聞いて、あなたはどう感じますか。

スポーツ医療の現場でアスリートのアイデンティティクライシスに向き合い続けた経験から、「コーチングとはなにか」ではなく「なぜ人と深く対話したいのか」を問い続けてきた浅井元規さん。

今回は、コーチングに興味はあるけれど一歩踏み出せない方、コーチになりたいと考えている方、そしてコーチングスクールを探している方に、ぜひ読んでいただきたいエピソードです。

元規さんが語るポッドキャストはこちらからお聞きください。

目次

コーチングとの出会いは「怪しそう」という第一印象から

浅井さんのバックグラウンドは、コーチングとはほど遠いところから始まっています。テキサス州の大学でアスレティックトレーニングを学び、スポーツ医療の現場でアスリートのケガやリハビリに関わってきました。

そこで繰り返し目撃したのが、アイデンティティクライシスの瞬間です。

「今まできていたことができなくなったり、自分の表現が奪われたりする。バリバリ仕事してきた人が急に仕事できなくなったら自分って何のために生きているんだ、みたいな。そういう場面にすごくよく出くわして」

その体験から浅井さんは、「何をするかではなく、どう生きるか。その問いをいろんな人と対話したい」という思いを抱くようになり、日本に戻ってきます。整体やパーソナルトレーニングをしながら自然に深い対話をしていたところ、あるお客さんから「あなたがしていることはコーチングだよ」と言われたのが、コーチングというキーワードとの最初の出会いでした。

コーチングの第一印象は?

「怪しそう、でした。なんか情報商材売られるんじゃないかみたいな、そういうコーティングされた言葉で人の関心を引くような、なんかそういうイメージが最初はありました」

コーチングスクールを運営するディレクターが、こう言い切ります。

実は今もスクールの説明会には「怪しいと思って来ました」という参加者が少なくないとか。浅井さんの答えは明快です。「それは正常です。ぜひ怪しんでください、その上で見極めてください」と。

コーチングは「深い対話をする口実」——この言葉の意味

浅井さんにとって、コーチングとはなにかを一言で表すとしたら?

「口実、ですね。人と深い対話をするための口実」

口実——最初は少し意外な言葉に聞こえます。でもその意味を聞くと、深く腑に落ちます。

初対面の人に「あなたは何のために生きていますか?」と聞いたら、ただの変な人です。でも、コーチングという文脈があると、相手は最初から心を開いて人生のディープなところから話してくれる。浅井さんはそれを「パーミッション(許可)をもらえる」と表現します。

「なんかちょっとずつ関係性を築いていって、仲良くなってから心を開いてくれるみたいな、そういうプロセスを踏まなくても、コーチングという口実があると、最初から深いところから話をしてくれる場が生まれるんです」

コーチングをツールとして捉えると、「セッション一時間いくら」という側面が前に出てきます。

でも浅井さんの見方はそれだけではありません。人と人が心を通わせて対話し、ともに豊かに生きていくための「生き方そのもの」でもある——そう話します。

「コーチングを受けた人が、ここまで深く話したことなかったです、そう言ってもらえること、やっぱりすごく多いんですよね」

「話しているだけで、何が変わるの?」という疑問に答える

コーチングに馴染みのない方がよく抱く疑問があります。というものです。

「話しているだけで、どうして課題が解決するの?」

浅井さんはこう答えます。

「一人で課題と向き合っていると、自分の箱の中で、一つの角度からだけ物事を見てしまいがち。でも、人との関わりを通して、初めて見えてくる視点がある。あ、この視点で見たことなかった。こうしたら道がまっすぐかもって気づく。人ってそもそもそういう仕組みになっているんだと思うんですよね」

自分一人では見えなかった視点が、対話の中で生まれる。

それがコーチングが「効く」理由です。課題解決というより、物事との向き合い方そのものが変わっていく——そういうプロセスなのだと言います。

浅井さん自身、コーチング前と後で「自分がすごく変わった」という感覚はあまりないと話します。

れよりも、「社会との関わり方が楽になった」という変化が大きかったと。

自分が届けたいことを届けるための文脈——つまり口実——が手に入ったことで、コーチング、教育、医療、子育てなど、さまざまな分野で自然に深い対話ができるようになったのだそうです。

CAM JAPANとはどんなコーチングスクール? 塾型との違い

2020年8月に始まったCAM JAPAN。現在は30期を超え、受講生は250名近くに達しています(2025年2月収録当時)。講師も浅井さん一人から現在は6名に増えました。

このスクールが他のコーチングスクールと異なる点を、浅井さんは「コミュニティ型」という言葉で表現します。

「コーチングの資格を取るために必要なことを学ぶ塾型のスクールさんもあると思うんですが、うちはコーチングの資格を取ることがゴールではなくて、通過点なんです。それを通してどうなっていきたいのか、そこに伴走するのがコーチングスクールとしての私たちのあり方だと思っています」

コーチングとはそもそも、手段を与えるのではなく、目標に伴走する関わり方です。だとすれば、コーチングスクール自体もコーチングであるべき——CAM JAPANはその考えを体現しようとしています。

浅井さんは「コーチを増やしたいというビジョンはあまりない」とも話します。

目指しているのは、目の前の人の可能性を信じ、ありのままで愛し、寄り添い、共に生きる——そういう生き方をしている人がこの社会に増えていくこと。コーチングはそのための手段であり、口実です。

「コーチングスクールに来てくださる方と対話していて、こんなにいい人が世の中にいるんだなって、毎回思うんですよ。あの、普通に生きてたらなかなか出会えないような、本当にいい人たちが集まってきてくれて」

「コーチングが自分に合うかどうか」より先に考えてほしいこと

コーチングに興味はあるけれど、一歩が踏み出せない。そういう方に向けて、浅井さんはこんなメッセージを送ります。

「コーチングが自分に向いているかとか、そこをまず考えなくていいと思っていて。それよりも、人ともっと豊かに関われたら、どんな人とでも心を通わせて、あ、本当にいい時間だったなと思える関わり方ができるようになっていったら——そういう生き方、いいかもしれないなと少しでも感じる方は、まずコーチングを受けてみるか、基礎講座でかじってみるところから始めてみてほしい」

コーチングを学ぶことで、人間関係の悩みが減る。生きやすさが変わる。その先に、さらに広い可能性が広がっていく——浅井さんはそう話します。

ちなみに、私(木瀬理恵)の場合は、「コーチングを習う前って、本当に人に興味がなかったんです。もともとバイオ系の研究者で、細胞と話したいくらいで。コーチングを習ってから、人間って面白いなと思えるようになりました」。

コーチングがきっかけで変わるのは、スキルだけではない。世界の見え方そのものが変わる——そんな体験を、CAM JAPANは届けようとしています。

CAM JAPANへの参加・お問い合わせ

CAM JAPANでは随時、無料体験会を開催しています。コーチングに興味がある方、コーチになりたいと考えている方、コーチングスクールを探している方は、まずホームページから無料体験会へのご参加をおすすめします。浅井元規さんへの直接のお問い合わせはCAM JAPANのホームページより。


このブログはコーチジョイシークレット Bonus Episode「コーチングは心が通う深い対話をする口実 with 浅井元規さん(CAM JAPANディレクター)」をもとに作成しました。

人生の踊り場から、次のステージへ

今、自分がどういう中年の変化の中にいるのか?ミッドライフ成熟度チェックリストを作りました。

20代、30代と同じ価値観のまま、40代、50代を過ごそうとすると、脳と心は深刻な不調をきたします。

このワークを通じて、「今、自分の中で起きている構造改革」を客観的に理解してみましょう。


それは、あなたがこれまでの経験を「知恵」に変え、より大きな影響力を発揮する「成熟した大人」へと、サナギからきれいな蝶へと変容するための、最も大切なプロセスです。

このチェックリストは、あなたの本質に寄り添いながら、次のレベルへと進むためのコンパスです。ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

国内商社のビジネス開発・米国バイオ研究者を経て、47歳でライフコーチへ。科学的根拠と内面探究を組み合わせた、異色のコーチとして、40代・50代の変容に関わる。ポジティブ心理学・成人発達理論をベースにしたライフコーチ。アイオワの田舎で夫と息子の三人暮らし。

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